| 赤と緑と黒の麦藁文様が強い印象の角小鉢です。 濃い目の色使いに四角い顔、仕上げに縁の黒塗りでキリリと引き締まった凛々しい印象の器。 かっちりした頑固な実力派のようですが・・・。 よく見ると麦藁の模様は手書きで丹念に色付けされて、すうっと下に向けて払ったような筆使いが器の表情を和らげています。 内側にも一本手書きのラインが。どこか歌舞いて見えるこの器の、意外なやさしさが垣間見える手書きの色付けです。 四角い形は高さとメリハリが出てバランスのよいコーディネートに一役買ってくれます。 いくつか同じものを並べて置いてみても素敵です。 はっきりした色使いはひじきの煮物やほたるいかの和え物など少々色や個性の強いものも難なく引き受けてくれる個性派俳優のような存在。お料理をのぞき見る感じも楽しいですね。こんな個性的な器が意外なほど使いやすいのが和食器の面白いところです。 |
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麦わら十草向付（向井半七作）
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分類 湯呑 素材・材質 磁器 製造地 京都 サイズ 直径11×高さ9.5（cm）
100g備考欄 色：赤・緑（ライン）
食器洗浄機：不可
電子レンジ：不可
オーブン：不可
